ひさびさの機材系ネタをお届け。
Alpitudeのボトルケージ導入以来、大きなアップデートのなかったE1でしたが、7月のオーバーホールのタイミングで密かに温めていた手組ホイールを導入してみました。
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ハブ
ハブは2022年(!)にeBayで手に入れていた中古のChris King R45。
実はE1納車時点から手組ホイールの構想はあったものの、予算的な問題や良いリム探しに手間取ってしまい、なんと3年も寝かせてしまいました。
基本的にはカーボンリム前提だったので、ホール数はF20/R24。加えてグループセットに併せてCampagnoloフリーとなると新品在庫はオンラインでは見つけられず(どこかの店頭にデッドストックがあるかもしれませんが)、中古市場も決して弾数は多い中でeBayでたまたま見つけることができたので購入していました。
使用感はあるもののハブシェル・フリーボディともに目立った損傷はほとんどなく、上手く購入できたかなぁという感じです。
リム
当初はENVEのSES 2.2(リムブレーキ)を想定していましたが、2022年時点で既に生産終了(多分)。
加えて国内定価が前後ペアで30万円程度と高額(Bora WTOより高価!)であり、購入が躊躇われているうちに在庫がなくなり……という感じで手に入れられませんでした。
そこでEFFECTさんで相談してみたところ、中国ブランドのLight Bicycleのリムが良いのではないかとのご提案をいただきました。
中国ブランドというと、一昔前は「中華カーボン」と呼ばれ金額こそ安いものの品質が劣るようなイメージが強かったですが、EFFECTさんが日々扱う中でそういった品質の悪い印象はなく、非常によくできているとのこと。
というわけでLight Bicycleのリムブレーキ用カーボンリムの中から、現在使っているBora WTO 45と明確にキャラクターが変わりそうなローハイトリムのFalcon R25を注文してみました。
受注生産だったため注文から約6週間程度で到着。
送料込みで約7万円です(ドル建てなのでレートにご注意を)。
スポーク・ニップル

スポークは高級手組ホイールで定番のSapim CX-RAY、ニップルはカーボンリムの色と合わせて黒でオーダーしました。
完成
リムが到着し、E1のオーバーホールと同じタイミングでホイール組みもEFFECTさんに依頼。
バシッと組んでもらって仕上がりは上々。
Bora WTO 45に比べるとリムハイトが低く、スポークもシルバーになったことで全体的に軽やかな印象になりました。
ファースト・インプレッション
猛暑にやられてあまり走れていないのですが(言い訳)、とりあえず1ヶ月使ってみての印象を。
- とにかく軽快
- Bora装着時は約7.9kg→約7.6kgとなり、2〜300g程度軽量化したので流石に感じ取れるくらいには軽やかに
- 走らせていて”ホイール自体の存在感”が薄くなり、より自分の力で走っている感じ
- 空力がやや低下
- 45mmのミディアムハイト→25mmのローハイトリムに変更したため、僕の貧脚だと35km/hあたりを境に明確によりパワーが要るな、と感じるように
- 制動力がやや低下
- Bora装着時の制動力を100とすると、こちらは感覚的には85くらいといったところ
- 制動距離がほんの少し伸びているものの、比較的軽量ライダーの自分が使っている範囲では実用において問題になるほどではない
- Bora装着時の制動力を100とすると、こちらは感覚的には85くらいといったところ
- ラチェット音が気持ちいい
- Chris Kingで有名な”Angry Bee”のラチェット音が気持ちいい
- まだグリスが馴染みきっていない感じはするので本領はこれから……?
- Chris Kingで有名な”Angry Bee”のラチェット音が気持ちいい
良いのか悪いのかなんとも言えない感じですが、普段の関東平野を抜け出してこれから秋にかけて少しアップダウンにも挑戦してこのホイールの本領を探ってみたいと思っています。
というわけで手組ホイールを組んでもらったお話でした。
そろそろロングライドがしたいので涼しくなってくれないかなぁという今日この頃です。