Project: ビスポークシューズを作る Part2

Project: ビスポークシューズを作る Part2

2023/06/13

Part1に引き続きビスポークシューズのお話にもう少しお付き合いください。

興味こそあるものの自分にはビスポークはまだ先かな、と思っていたところにホールカットという天啓を受け、再び名古屋に赴きトランクショーにお邪魔してきました。

photo by オボイストさん

トランクショーへ

というわけでトランクショーのため再びの名古屋へ。オボイストさんに撮っていただいた写真も交えてお届けします。

トランクショーはヒルトン名古屋で開催だったのですが、日中のホテルの一室に宿泊するわけでもないのに入っていくの、途中でスタッフさんともすれ違ったりするので「なんだあの客?」と思われてそうで(そんなことはないと思いますが)結構緊張しますね。

初手からコーヒーの布教を行う様子 photo by オボイストさん

オーダーフレームのEquilibrium Cycle Worksはラトビア出身で東京在住のvladさんでしたが、今度のビスポークシューズのPerticoneはローマ在住の吉本さん。この記事を書くまであまり気にしていませんでしたが、”日本に所縁がありつつもどこか国際色のあるもの”に惹かれているのかもしれません。

オーダーの内容によって大きく木型が異なる=採寸すべきポイントも変わる、ということでまずはオーダー内容を改めて検討することに。事前にホールカットで考えている旨はお伝えしていたものの、ずらりと並んだサンプルを見ると魅力的なモデルも多く、じっくりと吟味。

あれもいいなこれもいいな、と目移りする中で一番気になったのがこちらのストラップローファー。トランクショー主催のJunさんもオボイストさんも「これは」と注目されていて、ジャケパンスタイルにもハマりそうなので非常に気になりましたが、ここは初志貫徹してホールカットでお願いします、と宣言。

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ソールはこんな仕様でお願いしました

アイレットの数や縫い目の位置、パーフォレーション(穴飾り)の有無などは先輩方のアドバイスに従って仮縫いでは2パターン作っていただくことに。仮縫いで左右違う仕様で作成していただき、それらを見比べた上で確定できる、というのはビスポークのプロセスを考えると納得ではありますが、完全に盲点でした。

採寸

オーダー仕様が決まったところで、続いては足の採寸です。

photo by オボイストさん
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経験も乏しいので説明できることもあまりないですし、すっかり吉本さんと主催のお二人を信頼しておまかせなので、本当に書くことがありませんが、あれよあれよと言う間にマーキングのシールを貼り付けていただき、手際よく足の各所の採寸が進んでいきます。ビスポークは木型から作成してもらうので、この採寸が肝心です。

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各所の数字を採った後は足裏のフットプリントを取っていただきました。これで土踏まずのところのアーチの高さを確認しているとのこと。全般的にひょろっと華奢な体つきですが、足もまあまあ細めでした。

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というわけで採寸が終わったところで今年は終わり。この後も吉本さんは各地でトランクショーを続けていき、ローマに帰国後制作に取り掛かられるとのことです。

次は約1年後の仮縫い、楽しみですね!

photo by オボイストさん