「いつかはオーダーフレーム」という憧れを実現させていくシリーズ第3弾。
とうとうフレームとペイントが仕上がりました。
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フレーム完成
オーダーを入れてから約1年。
2021年10月某日、vladさんからフレーム完成の連絡をいただき工房を再び訪問しました。
(リペイント時も可能かもしれませんが)基本的に塗装前の素地のフレームを見れるのは今だけ、ということで堪能させてもらいました。
フレームオーダー時にはペイントは先送りにしていたため、この日vladさんに直接意向をお伝えしました。
Part2で決めた「Aston Martinのティールがかったグリーン」というコンセプトをvladさんにも気に入っていただき、提携のペインターさんの中でもおすすめいただいた鶴岡レーシングさんにお願いすることになりました。
組付はEFFECTさんにご相談
組み付けまでご自身で対応されるビルダーさんも中にはいらっしゃいますが、Equilibriumさんでは組付はユーザー側での手配。
ということで、ペイントを待つ間に組付をお願いするショップを検討することに。
Equilibriumさんで実績のあるお店の中で気になっていたのがEFFECTさん。
プロチームでのメカニックを担当されていた経験もある日比谷さんのお店で、最近では有料WebメディアのLa routeでもインタビュー記事が掲載されていたりもしましたね。
スポーツバイク専門店の多くが自店舗で完成車・フレーム・パーツの在庫を持つのに対して、EFFECTさんは「メンテナンス専門店」を謳っており、基本的に在庫を持たずお客さんの持ち込んだフレーム・パーツを組み付け・メンテナンスするスタイル。
大半のパーツを既に調達済みの僕にとっては都合が良く、しかもプロの世界でのご経験もあることから腕も間違いない。
というわけでInstagramからメッセージをお送りしてアポイントを取り、世田谷にあるショップを訪問しました。
店内には最新鋭のカーボンフレームやハンドメイドフレーム、はたまた懐かしのNJSフレーム等が所狭しと並んでおり、これを見ているだけで延々と話が出来てしまう正に楽園。
「5本アーム時代のCampagnoloが使いたい」という拗らせこだわりにも快く応じていただき、迷っていたタイヤやバーテープについては日比谷さんおすすめを取り寄せてもらうことにしました。
パーツ類は後日宅配で発送し、大物のホイールなどを手持ちで持ち込ませていただき、ペイントの仕上がりを待つことになりました。
ペイント完成
そしてフレーム完成から待つこと約半年。
4月某日、vladさんよりペイント完成の連絡をいただきました。
仕上がったフレームをEFFECTさんに発送してもらうと、日比谷さんより「開封の儀をやりませんか」との粋なはからいが。
正直ペイントで半年もかかるものなのか、と疑問に思っていましたが、仕上がりを見て納得。
オーダー通りAston Martinのティールがかったグリーンが見事に再現されているのはもちろん、塗り分けられたロゴ周りのスムージングも完璧。
クリアも何層も重ねられており、カーボンフォーク含めて深みがしっかり出ていて、これは素人目に見てもかなり手間がかかっていることがわかりました。
海外のバイクを見ていると派手に塗り分けたデザインをやりたくなる想いもありましたが、グッとこらえてシンプルに仕上げたお陰でフレームカラーが映え、見る角度や光の入り方で微妙に色味も変わる、最高のフレームが仕上がりました。
この日はフレームを開封して眺めるだけで2時間弱もお邪魔してしまいましたが、最後のバトンを日比谷さんに託して帰宅。
というわけで今回は写真が中心になってしまいましたがペイントまで完了しました。
引っ張りに引っ張ってますが、次回とうとう完成編です。