Project: ドリームバイクを作る Part4

Project: ドリームバイクを作る Part4

2022/05/24

「いつかはオーダーフレーム」という憧れを実現させていくシリーズ第4弾。
組み付けも終わり走れる状態に仕上がりました。

まず、ここまでの記事を元に流れを振り返ってみます。

  • Part1: 着想〜ビルダー選定
    • 2020年2月〜2020年10月頃
  • Part2: パーツ選定・カラーリング
    • 2020年3月〜2021年10月頃
  • Part3: フレーム・ペイント完成
    • 2021年10月〜2022年4月頃

というタイムラインでここまで進んできました。実に着想から2年強
第3弾では最後のバトンを日比谷さんに託して、仕上げの組み付けをお願いしました。

そしてGW直前の4月某日、組み付け完了の連絡をいただき、ありとあらゆるスケジュールを放り出して笹塚行きの電車に飛び乗ったのです。

完成

EFFECTさんに到着すると夢がカタチになっていました。

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グループセットはCampagnoloで統一。
ホイールは手組のアルミホイールを使うつもりが待っている間にBoraが生えてきました(?)。

タイヤは日比谷さんイチオシのPirelliに。
本当はチューブレスで組みたかったのですが、どこにも在庫がなかったので即納のクリンチャーに噂のポリチューブをセッティング。

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ヘッドセットはvladさんおすすめのCane Creekを最上位グレードの110で(実はCane Creekも生涯保証やってるんですよ)。
ステムは細身のシルエットとフェイスプレートのデザインが好みなFizikのCyrano R1をマッチペイント。

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サドルはビジュアル・座り心地ともに好みのArioneに、シートポストは固定力と軽さのバランスが評判のCyranoのコンビ。
シートクランプは固定力を重視してThomsonを。

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グループセットは基本的にCampagnoloで統一したものの、「最後のリムブレーキバイク」ならこれを使ってみたい、ということで(半年待って)取り寄せたeeBrakesをインストール(あれ、Chorus一式より高い……?)。

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ペダルは輪行やカフェでの安心感と、都市部でのストップアンドゴーも考慮して両面キャッチができるSPDタイプを求めてLookに。
SHIMANO SPD互換でクリート入手性は安定しつつも、SHIMANOロゴが入らない絶妙なニーズを満たしてくれました。

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クイックリリースはCampagnolo純正の評判も良いものの、DT Swiss RWSを大阪のイケてるショップBicycle Studio Movementで特注DLCカスタムしてもらい、ブラックアウト。

パーツリスト

種類ブランド/メーカー名称
フレームEquilibrium Cycle WorksE1
フォークENVERim Brake Fork
ヘッドセットCane Creek110 ZS44
クランクCampagnoloChorus 11s FC9-CH040C
チェーンリングCampagnoloChorus 11s
ボトムブラケットCampagnoloChorus Ultra Torque
シフターCampagnoloChorus 11s EP9-CH1C
フロントディレイラーCampagnoloChorus 11s FD11-CH2B
リアディレイラーCampagnoloChorus 11s RD11-CH1
ブレーキCane CreekeeBrakes G4
ケーブルセットCampagnoloUltra Shift Cable Set
スプロケットCampagnoloChorus 11s 12-29T
チェーンCampagnoloRecord 11s CN11-RE1
ハンドル3TSuperleggera Team Stealth
バーテープFizikVento Solocush 2.7mm Tacky
ステムFizikCyrano Stem R1
サドルFizikArione 00
シートポストFizikCyrano Seatpost 00
シートクランプThomsonSeatpost Collar
ペダルLookX-Track Race Carbon Ti
ホイールCampagnoloBora WTO 45
クイックリリースDT SwissRWS (Sauce Cap Tuned)
タイヤPirelliP ZERO Race 28c Classic
チューブPirelliP ZERO Smartube
ボトルケージArundel
King Cage
Stainless
Iris
ベルSpurcycleOriginal Bell

個人的には軽量化をテーマにしていたわけではなく、信頼性も重視してバランスを取ったつもり(eeBrakesにFizikの00グレードを使ってカーボンホイールを履かせたバイクが重量を意識していないわけではないですが、最軽量を狙うならもっと違うパーツチョイスもできるという意味で)なのですが、ボトルケージとベルの取り付け前時点でなんと7kg台後半。

「最後のリムブレーキバイク」として、ビジュアル・性能一切妥協のない1台に仕上がりました。

ファースト・インプレッション

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GW連休を使って500km強、あちこち乗り回してみたファースト・インプレッションを備忘として残しておきます。

  • とにかく軽い
    • 前述の通り7kg台後半、ボトルやサドルバッグ等走るためのオプション込みでも8kg前半なので重量がまず軽い(特にRNC3が比較対象なので……)
    • 信号でのストップアンドゴーの漕ぎ出しも軽く、あっという間に30km/hに乗せられる
  • とにかく滑らか
    • ペダルを回したらとにかくスルスル進む、スルスル加速していく
    • 20km/h台でまったり流しても、40km/hくらいまで頑張っても、どの速度域でもとにかく滑らかで乗っていて”気持ちいい”
  • Campagnoloの操作が楽しい
    • ここ3年くらいはWレバーのフリクションで曖昧さを楽しんでいたものの、Campagnoloのエルゴレバーも楽しい
    • 背丈の割に手が大きくないのでエルゴレバーは握りやすく、親指位置のレバーも使いやすい
    • ちょっとコツがいるものの、慣れると思い通りの変速が決まる
  • ブレーキは想像以上に効く
    • RNC3のMavic Open Pro + BR-5800 + Paul Canti Leverの組み合わせにはやや劣る(Paulのレバーは効きすぎなくらい)ものの、カーボンリム + 超軽量ブレーキキャリパーとは思えないほどの制動力
    • 2次曲線的に制動力も変化していくのでコントロールしやすく、想像以上に安心して使える
  • とにかくカッコいい
    • ペイントの仕上がりと発色の良さが抜群で、都市部を走っても映えるし大自然の中を走っても映える(自画自賛)(鶴岡レーシングさんありがとうございます)

さて、というわけで全4回に渡るドリームバイクプロジェクトもこれで一旦完結。

改めて
Equilibrium Cycle Works vladさん(@equilibriumcycles)
EFFECT日比谷さん(@effect_atsushi)
他相談に乗っていただいたり見守っていただいた皆さん

本当にありがとうございました!

ここから走り込んでポジションやセッティングを詰めたり、バイクとの対話を楽しんでいきたいと思います。

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さあ、どこへ行こう。