「いつかはオーダーフレーム」という憧れを実現させていくシリーズ第4弾。
組み付けも終わり走れる状態に仕上がりました。
まず、ここまでの記事を元に流れを振り返ってみます。
- Part1: 着想〜ビルダー選定
- 2020年2月〜2020年10月頃
- Part2: パーツ選定・カラーリング
- 2020年3月〜2021年10月頃
- Part3: フレーム・ペイント完成
- 2021年10月〜2022年4月頃
というタイムラインでここまで進んできました。実に着想から2年強。
第3弾では最後のバトンを日比谷さんに託して、仕上げの組み付けをお願いしました。
そしてGW直前の4月下旬、組み付け完了の連絡をいただき、ありとあらゆるスケジュールを放り出して笹塚行きの電車に飛び乗ったのです。
Index
完成
EFFECTさんに到着すると夢がカタチになっていました。
グループセットはCampagnoloで統一。
ホイールは手組のアルミホイールを使うつもりが待っている間にBoraが生えてきました(?)。
タイヤは日比谷さんイチオシのPirelliに。
本当はチューブレスで組みたかったのですが、どこにも在庫がなかったので即納のクリンチャーに噂のポリチューブをセッティング。
ヘッドセットはvladさんおすすめのCane Creekを最上位グレードの110で(実はCane Creekも生涯保証やってるんですよ)。
ステムは細身のシルエットとフェイスプレートのデザインが好みなFizikのCyrano R1をマッチペイント。
サドルはビジュアル・座り心地ともに好みのArioneに、シートポストは固定力と軽さのバランスが評判のCyranoのコンビ。
シートクランプは固定力を重視してThomsonを。
グループセットは基本的にCampagnoloで統一したものの、「最後のリムブレーキバイク」ならこれを使ってみたい、ということで(半年待って)取り寄せたeeBrakesをインストール(あれ、Chorus一式より高い……?)。
ペダルは輪行やカフェでの安心感と、都市部でのストップアンドゴーも考慮して両面キャッチができるSPDタイプを求めてLookに。
SHIMANO SPD互換でクリート入手性は安定しつつも、SHIMANOロゴが入らない絶妙なニーズを満たしてくれました。
クイックリリースはCampagnolo純正の評判も良いものの、DT Swiss RWSを大阪のイケてるショップBicycle Studio Movementで特注DLCカスタムしてもらい、ブラックアウト。
パーツリスト
種類 | ブランド/メーカー | 名称 |
---|---|---|
フレーム | Equilibrium Cycle Works | E1 |
フォーク | ENVE | Rim Brake Fork |
ヘッドセット | Cane Creek | 110 ZS44 |
クランク | Campagnolo | Chorus 11s FC9-CH040C |
チェーンリング | Campagnolo | Chorus 11s |
ボトムブラケット | Campagnolo | Chorus Ultra Torque |
シフター | Campagnolo | Chorus 11s EP9-CH1C |
フロントディレイラー | Campagnolo | Chorus 11s FD11-CH2B |
リアディレイラー | Campagnolo | Chorus 11s RD11-CH1 |
ブレーキ | Cane Creek | eeBrakes G4 |
ケーブルセット | Campagnolo | Ultra Shift Cable Set |
スプロケット | Campagnolo | Chorus 11s 12-29T |
チェーン | Campagnolo | Record 11s CN11-RE1 |
ハンドル | 3T | Superleggera Team Stealth |
バーテープ | Fizik | Vento Solocush 2.7mm Tacky |
ステム | Fizik | Cyrano Stem R1 |
サドル | Fizik | Arione 00 |
シートポスト | Fizik | Cyrano Seatpost 00 |
シートクランプ | Thomson | Seatpost Collar |
ペダル | Look | X-Track Race Carbon Ti |
ホイール | Campagnolo | Bora WTO 45 |
クイックリリース | DT Swiss | RWS (Sauce Cap Tuned) |
タイヤ | Pirelli | P ZERO Race 28c Classic |
チューブ | Pirelli | P ZERO Smartube |
ボトルケージ | Arundel King Cage | Stainless Iris |
ベル | Spurcycle | Original Bell |
個人的には軽量化をテーマにしていたわけではなく、信頼性も重視してバランスを取ったつもり(eeBrakesにFizikの00グレードを使ってカーボンホイールを履かせたバイクが重量を意識していないわけではないですが、最軽量を狙うならもっと違うパーツチョイスもできるという意味で)なのですが、ボトルケージとベルの取り付け前時点でなんと7kg台後半。
「最後のリムブレーキバイク」として、ビジュアル・性能一切妥協のない1台に仕上がりました。
ファースト・インプレッション
GW連休を使って500km強、あちこち乗り回してみたファースト・インプレッションを備忘として残しておきます。
- とにかく軽い
- 前述の通り7kg台後半、ボトルやサドルバッグ等走るためのオプション込みでも8kg前半なので重量がまず軽い(特にRNC3が比較対象なので……)
- 信号でのストップアンドゴーの漕ぎ出しも軽く、あっという間に30km/hに乗せられる
- とにかく滑らか
- ペダルを回したらとにかくスルスル進む、スルスル加速していく
- 20km/h台でまったり流しても、40km/hくらいまで頑張っても、どの速度域でもとにかく滑らかで乗っていて”気持ちいい”
- Campagnoloの操作が楽しい
- ここ3年くらいはWレバーのフリクションで曖昧さを楽しんでいたものの、Campagnoloのエルゴレバーも楽しい
- 背丈の割に手が大きくないのでエルゴレバーは握りやすく、親指位置のレバーも使いやすい
- ちょっとコツがいるものの、慣れると思い通りの変速が決まる
- ブレーキは想像以上に効く
- RNC3のMavic Open Pro + BR-5800 + Paul Canti Leverの組み合わせにはやや劣る(Paulのレバーは効きすぎなくらい)ものの、カーボンリム + 超軽量ブレーキキャリパーとは思えないほどの制動力
- 2次曲線的に制動力も変化していくのでコントロールしやすく、想像以上に安心して使える
- とにかくカッコいい
- ペイントの仕上がりと発色の良さが抜群で、都市部を走っても映えるし大自然の中を走っても映える(自画自賛)(鶴岡レーシングさんありがとうございます)
さて、というわけで全4回に渡るドリームバイクプロジェクトもこれで一旦完結。
改めて
Equilibrium Cycle Works vladさん(@equilibriumcycles)
EFFECT 日比谷さん(@effect_atsushi)
他相談に乗っていただいたり見守っていただいた皆さん
本当にありがとうございました!
ここから走り込んでポジションやセッティングを詰めたり、バイクとの対話を楽しんでいきたいと思います。
さあ、どこへ行こう。